皆さん、こんにちは。
私は図書館でよく本を借ります。
読みたい本が図書館にない時には、もちろん予約をします。
でも予約は順番なので、人気がある本は必然的に手元に届くのが遅くなります。
さて、今回ご紹介するこの本「大家さんと僕」。
これも予約してから、かなりの月日が流れました。
どれくらい待ったのかなあ。手帳に書いておけばよかったな。
今まで最高に待ったのは、又吉直樹さんの「火花」です。
芥川賞を受賞された日に予約したら、1860人待ちでした~(笑)
ハリーポッターのシリーズも、7巻目は900人待ち。
ずいぶん待たされるけれど、予約したことすら忘れてることも多いので、いつか読めるわぐらいに思っています。
そして、今回やってきた「大家さんと僕」。
この本は、お笑い芸人のカラテカの矢部太郎さんが書かれたマンガです。
80万部も売れたというのですから、すごい人気!
なかなか手元に届かないのも当然ですね。
この本は、実際に矢部さんが大家さんと、ひとつ屋根の下で暮らされていた日常を描いたものです。
矢部さんは、2階建ての1軒家の2階に住んでいました。
そして、1階に住んでいるのが大家さんです。
マンガに登場する大家さんは、小柄な87歳のおばあさん。
矢部さんと大家さんは、だんだん仲がよくなり、ふたりはお茶をしたり、お話したりの日常を過ごします。
なんでもない日常を描いているのですが、矢部さんの描くマンガはふわっとやわらかく、心が温かくなるんですよ。
「ごきげんよう」とご挨拶される上品な大家さんがとても可愛く描かれています。
読みだしたら、矢部さんと大家さんの生活にすっかりはまってしまいます。
クスッと笑えて、読むのが止まらない本でした。
矢部さんは、この大家さんの2階に9年間も住んでいました。
実は大家さんは、2018年8月に亡くなられたそうです。
矢部さんはかなりのショックを受けられたようで、2冊目は描く気もなかったとか。
でも1冊目のマンガを大家さんがとても喜んでいたので、2冊目も描いたらまた喜んでくれるかもと思い描いたそうです。
それならば、2冊目の本「大家さんと僕 これから」も予約しなくっちゃということで早速予約をすることにしました。
今度は、418人待ちです!
きっとこの本も、忘れたころにまた手元に届くことでしょう (笑)
ところで、矢部さんの相方さんは、少し前に闇営業で騒がれていましたね。
この「大家さんと僕」を読んでいたら、相方さんが出てくるシーンが描かれていました。
大家さんを心配する矢部さんに、言葉は優しくないけれど、相方さんの優しさを感じる一コマがありました。
読んでいて、なんだか切なくなる一コマでした。
矢部さんはご自分の人生の中で、大家さんのような方と出会えて、とてもいい経験をされたことと思います。
本当に、心が温かくなる本でした。
皆さんもまた、機会があれば読んでみてくださいね(^O^)
続編も、いつの日かまた感想をお伝えしたいと思います。
それでは今日はこの辺で。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました(*´▽`*)