皆さん、こんにちは。コマさんです。
今回は、大阪七福神めぐりの「法案寺」と「長久寺」をご紹介することにします。
「法案寺は弁天様」、「長久寺は福禄寿様」に縁のあるお寺です。
そして、お金のない人も徳を積むことができる方法もご紹介します。
その7つの方法はすぐにできる簡単なことばかり。
ぜひ、読んでくださいね (^O^)/
法案寺の弁天様
こちらのお寺は弁天様が祀られているお寺です。
七福神の弁天様は、優しく美しい神様で、智恵と財宝を授けてくれると言われています。
法案寺は、朱塗りのきれいな門が目を引くお寺です。
中に入ると、こじんまりとしていますがとてもきれいなお寺なんですよ。
水かけ不動様やお地蔵様も祀られています。
この狛犬さんの後ろが、弁天様です。
このお寺は歴史が古く、飛鳥時代の推古天皇の時に聖徳太子が建立したと言われています。
お寺の場所も点々とし、生國玉神社に移転したこともあります。
その名残なのか、この法案寺の弁天様は、神式と仏式で祀られているそうです。
ご本尊は薬師如来様ですが、法案寺は「日本橋の聖天さん」と呼ばれています。
聖天さんとは、歓喜天という神様のことなんですね。
法案寺では寒い冬に、神社の片隅に熱いお茶が入ったポットが用意されるそうです。
このお茶は、路上生活者の方に対する心のお接待。
寒い季節、凍えそうになっても法案寺に行けば温かいお茶が飲める、そう思うだけでも心が和むと考えてもらえるということで、お茶を用意されているそうです。
法案寺は、とても優しく、温かい神社ですね (^O^)/
<法案寺>
住所:大阪市中央区島之内2-10-14
電話:06-6211-4585
アクセス:大阪メトロ堺筋線 日本橋駅下車徒歩5分
長久寺の別名は「淀君の寺」
さて、次は長久寺に行きますよ~。
このお寺は、とても近代的な建物で出来ていて、一見したらお寺ではないように見えます。
でもこのお寺は、豊臣秀吉の側室、淀君の命で建てられたものなのだそうです。
元々は大阪城を作る時の余材で建てられたと言われています。
しかし、400年以上になる本堂や、大門は奈良西之京の薬師寺に移されました。
こちらのお寺は撮影禁止なので、中の様子の写真は撮れませんでした。
入ってすぐの右側のところに、福禄寿様が祀られています。
福禄寿様は、幸福と富貴と長寿の3つの徳を授けてくださるそうですよ。
<長久寺>
住所:大阪市中央区谷町8-2-49
電話:06-6761-1363
アクセス:大阪メトロ谷町線 谷町6丁目駅下車徒歩5分
お金がなくてもできる7つの施しとは?
私が、大阪七福神めぐりをしたのは、とても暑い夏の日でした。
先ほどご紹介した長久寺に、御朱印をいただいた日のことです。
暑いわ、歩きっぱなしで疲れたわ、の私でしたが、このお寺でとても素敵なものをいただきました。
それが何かというと、中から出てこられたご住職の笑顔!
ご住職の笑顔は、それはそれは疲れが飛ぶほどの笑顔でした (*´▽`*)
その笑顔を見て、「無財の七施(むざいのしちせ)」を思い出しました。
これはお釈迦様の教えのひとつで、お金のない人でも徳を積む方法があるという教えです。
方法は全部で7つあるんですよ。
1.和顔施(わがんせ) 穏やかな笑顔を絶やさないこと
2.眼施(がんせ) 優しいまなざしで接すること
3.言施(ごんせ) 温かい言葉をかけること
4.身施(しんせ) 肉体による奉仕のこと
5.心施(しんせ) 他人や他の存在に対する思いやりの心
6.床座施(しょうざせ) 自分の席をゆずること
7.房舎施(ぼうしゃせ) 雨露をしのぐ場所を与えること
これが7つの施しです。
確かに、お金がなくてもできますよね!
7つをすべてできなくても、ひとつだけであっても、もちろん徳を積むことができるというわけです。
私もできるだけ7つの施しを、実践しようと思っています。
毎日を笑顔で過ごせたら、気持ちのいいものですよね~。
皆さんも、ぜひ7つの施しを実践してみてください (^O^)/
おしまいに
たった1日で回れる大阪七福神めぐりですが、私はあえて日にちをわけて回りました。
それは、ひとつひとつを丁寧に回りたかったからなんですね。
さて、だんだんゴールが見えてきました。
残すところは、あとひとつ。
聖徳太子が建立した「四天王寺」だけです。
それではまた次回の記事でお届けしたいと思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました (*^_^*)