皆さん、こんにちは!。コマさんです。
今、大阪の天王寺の美術館で「江戸の戯画」という展覧会が開催されていますが、ご存知ですか。
ところで戯画ってなに?と思われたかもしれません。
皆サンも、カエルやウサギが相撲をしている絵を、きっと見かけたことがあるはず。
そのような戯画をたくさん集めたものが「江戸の戯画」展です。
「江戸の戯画」展は、作者別に第一章から六章に分けられて展示されています。
中でもオススメしたいのは、第四章の歌川国芳の「金魚づくし」。
この金魚づくしのシリーズは全9図あるのですよ。
とにかく、擬人化された金魚たちがかわいくてたまりません。
この9図が揃って展示されるのは、なんと世界初!なんです。
しかもこの9図が見られるのは、展示期間の前期のみ。
展覧会自体は6月10日(日)までやっていますが、前期の5月13日(日)までしか展示されていません。
というわけで、5月13日までに行かれることをオススメします。
そして、他にも有名な「葛飾北斎」の戯画もありますよ。
でもこの「江戸の戯画」では北斎の戯画も見ることができます。
北斎ファンだけでなく、たくさんの方にぜひ見ていただきたい戯画です。
この「江戸の戯画」展は、約280件もの戯画があり見ごたえが十分ですよ。
コマさんは金魚づくしが可愛くて、とても見入ってしまいました。
そして、もうひとつ気に入ったのは第2章の耳鳥斎(にちょうさい)が書いた戯画。
ユーモアたっぷりの地獄図巻はおもしろくて笑ってしまいました。
地獄図巻とは、職業によって地獄の戯画が描かれています。
例えば、歌舞伎役者は、縛り付けられて大根を食べさせられます。
うなぎを焼く川魚屋さんは、うなぎのように串に刺されて焼かれたり。
文字にすると残酷なように思われるかもしれません。
しかし、ユーモアのある耳鳥斎(にちょうさい)の戯画を見れば、皆サンもクスっと笑ってしまいますよ。
とにかく、戯画の展示がたくさんあり、おもしろくて、見ごたえあったなあというのがコマさんの感想です。
現代で見ても、戯画がこんなに楽しいなんて、見るまでは知りませんでした。
今より娯楽の少ない江戸時代には、戯画はさぞかし人気があったのでしょうね。
展示会場を出ると、戯画のイラストの本やグッズが販売されていました。
ポストカードもたくさん揃っています。
見ているといろいろ買いたくなってきますよ。
それでは最後に「江戸の戯画」の詳細をお伝えします。
期間:2018.4.17(火)~6.10(日)
場所:大阪市立美術館(毎週月曜日休館。ただし4/30は開館)
時間:午前9時30分~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般 1,400円・高大生 1,000円(前売り・団体は各200円引)
「江戸の戯画」カタログより
大阪市立美術館は、他にも常設の展示もありますよ。
ご家族やお友達と「江戸の戯画」展にぜひおでかけになってくださいね!