皆さん、こんにちは。コマさんです。
先日、図書館で予約していた本「みかづき」が手元に届きました。
この「みかづき」は、2019年1月にNHK土曜ドラマで放送された原作です。
皆さんはこのドラマをご覧になられましたか?
さて、それでは「みかづき」がどのような本なのかご紹介しますね~ ('◇')ゞ
[みかづき」あらすじは?
この本は昭和30年代から平成にかけての時代を背景に描かれています。
戦時中の国民学校の教育に反発している、赤坂千明は塾を経営する女性。
教育に情熱をかける千明は、シングルマザーでもありました。
学校の用務員でありながら、子供達に勉強を教える大島吾郎は子供たちからの人気者でした。
その吾郎に目をつけた千明は、自分の長女を吾郎の勉強会に送り込み様子を見ます。
そして、吾郎を自分の塾に迎えて、ふたりで塾経営をすることになるのでした。
やがて、ふたりは結婚。
女の子ふたりに恵まれ、吾郎は3人の女の子の父親となります。
千明の母、頼子も塾経営の手伝いをし、次第に塾は人気を呼び大きな塾に成長します。
しかし、教育に信念を持っている気性の激しい千明と、おおらかで誰からも好かれる吾郎の間には次第に溝ができていくのでした。
この後は、大きく成長した塾と、千明と吾郎、子供たちのこれからが描かれています。
472ページもある長編小説は、吾郎の目線、千明の目線、そして長女蕗子の子供、一郎の目線で話が進みます。
それぞれの登場人物の心の内が、細やかに表されています。
長編ではありますが、次が気になってどんどん読み進めていけました。
読み終わった後は、前向きな気分になれてとてもいい感じでした (*^^)v。
NHK土曜ドラマ「みかづき」を見逃した!
この本はずっと読みたかったものでしたし、ドラマ化されるとわかった時は本当に楽しみにしていたんです。
俳優さんも、大好きな永作博美さんと高橋一生さんですし。
そして原作の本も、すぐに図書館で予約をしました。
それなのに…うっかりと1話めと2話めを見逃してしまいました!
3話めは見たのですが、ドラマは最初から見たい派の私。
ドラマはあきらめ、やっぱり原作を読もうと思っていたところ、図書館から予約本が届いたとの連絡がありました!
図書館から受け取った時は、とても分厚い本でしたのでビックリしたほど。
すぐには読み切れないなあと思いましたが、でも読み始めたら、止まらない!
それにしても、今回ひとつ改めて感じたことがありました。
それは図書館で予約した本は、返却期限があるので絶対に読み始めるということです。
まあ、当たり前かもしれませんが、自分で購入するといつでも読めるので、読まずに置いておくことが多いんですよね。
皆さんもそんな経験がおありなのでは?
私は普段、仕事してブログを書いて…と時間が足りない毎日ですが、予約本が届いたらブログはあきらめて、読むことを最優先してます。
実際、返却期限でもなければ、本をじっくり読もうとしませんからね~。
作者の森絵都さん
作者の森絵都さんは、昭和43年の東京生まれ。
ちょうど、みかづきの舞台となった時代を生きてこられた方ですね。
ご本人も塾に通われていたのでしょうか。
2006年には「風に舞い上がるビニールシート」で第135回直木賞を受賞されました。
2010年には「カラフル」という映画も上映されました。
こちらの映画をご覧になられた方もいらっしゃるのではありませんか?
私はこの映画は見ていないのですが、「カラフル」は本で読みました。
この本の内容は、一度死んだはずなのに、生まれ変わってもう一度人生をやり直す機会を与えられる物語。
今回の「みかづき」は「カラフル」とは同じ人が書いたの?と思うほど作風が違いました。
でも、どちらの本も楽しめましたよ~。
「みかづき」はあまりの本の分厚さに引く方もいらっしゃるかもしれませんが、読み応えたっぷりの本です。
ぜひ、皆さんにも読んでいただきたい本です (^O^)/。
おしまいに
さて、今回は森絵都さんの「みかづき」をご紹介しました。
しつこいようですが、それにしても、NHKのドラマは見たかったなあ (笑)
NHKのドラマもおそらく面白かったとは思うのですが、映画化されてもきっと面白いと思うんですよね~。
また、森絵都さんの違う本も読んでみたいと思っています。
その時は、また感想を聞いてくださいね~(^O^)/
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。