皆さん、こんにちは。コマさんです。
今回は、私が師匠と仰いでいるお方、酒井雄哉さんの本をご紹介したいと思います。
もちろん、勝手に私が師匠と呼んでいるだけですが、私にとても大きな影響を与えて下さったお方です。
その酒井さんが出された本「一日一生」は、ぜひ皆さんにも読んでいただきたい1冊なんです!
朝日新聞の記事が始まり
今から10年ほど前になります。
個人的なことですが、私はかなり落ち込む出来事がありました。
どんよりとした毎日、新聞を開くと酒井雄哉さんの記事が出ていたんですね。
最初ぼんやりと読んでいたのですが、読み進めていくうちに自分の心の中にフワッと光が入ってくるのを感じました。
無理はやんない方がいい。
水の流れのごとく、いつか
よどみは解かれていくから。
そして、何回も何回も記事を読みました。
酒井雄哉さんという方はどんな方なんだろう。
気になって調べているうちに「一日一生」という本を出されたことがわかりました。
「一日一生」の内容は?
酒井雄哉さんは、天台宗大阿闍梨(だいあじゃり)と呼ばれるとても偉いお方でした。
天台宗の千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)を満行した方のみ大阿闍梨と呼ばれるんですね。
酒井雄哉さんは、この千日回峰行を2回も満行された方なのです。
でも、こんなに偉い方なのに、とても気さくな方なのが本を読んでいてもわかります。
酒井大阿闍梨は、毎日比叡山を歩かれるのですが、一日で草履がボロボロになるそうです。
そして、次の日はまた新しい草履で山に入る…を繰り返すうちに、1日でボロボロになる草履とご自分が重なってきたそうなんです。
そのことから、一日を一生と思って毎日を生きる。
そして、また朝目覚めた時に一日が始まって、眠る頃には一生が終わると考えるようになられました。
毎日はその繰り返しですが、一番大事なのは今。
今自分がやっていることを、ただ一生懸命に忠実にやるのが一番いいということをおっしゃっています。
そのようなことが、とてもわかりやすく優しく語りかけてくれるように書かれています(*^_^*)。
天台宗大阿闍梨 酒井雄哉さん
残念なことに酒井雄哉さんは2013年9月23日に亡くなられました。
その日は、極楽浄土があると言われている真西に、太陽が沈む日でもあります。
実家のお父さんの仕事の失敗、ご自身の仕事の失敗、そして妻の自殺などもありました。
酒井さんは、やがて大阿闍梨になられるのですが、まさに波乱万丈の一生でした。
無理せず、ひがまず、焦らず、慌てず。
水の流れのごとく生きる。
10年前に読んだ新聞は、今も切り抜いて大切に持っています。
久しぶりに記事を読んだら、その時のことを思い出しました。
本当に心にストンと言葉が落ちてきたのは初めての体験でした。
どうぞ機会がありましたら、皆さんもぜひお読みになってくださいね(^O^)/
一日を一生だと思って生きてみる。
ぜひ、実践してみてくださいね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。